
土木分野での3Dプリント
安全性や施工品質を高め、工期短縮にも貢献
POINT
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大型土木構造物の部材を3Dプリントで製作
PCaの施工動画
神奈川県中郡大磯町のR3西湘海岸岩盤型潜水突堤では、砂浜を侵食から守る突堤の一部に、3Dプリンターで製作したプレキャスト(PCa)部材を適用。工場で製作したPCaブロックを建設現場へ搬入し海中に据え付けることで、安全性と施工品質の向上、省人化と工期短縮を実現しました。
新たに設置する潜水突堤のような大型構造物の一部に、3Dプリンターで製作したPCa部材を適用した国内初の取り組みです。 -
ダム工事用の仮設施設の擁壁コーナー部をプレキャスト化
PCaの施工動画
岐阜県加茂郡・可児郡で進められている新丸山ダム建設工事で、仮設の工事用管理施設の擁壁に、規格品と建設用3Dプリンターで製作したプレキャスト(PCa)部材を適用。
規格化されていない隅角部3カ所に建設用3Dプリンターを活用したPCa部材を適用。PCa化することで、コンクリート打設した場合に比べて、現場施工日数を約20日から1.5日に、約90%の工期短縮を実現しました。
今後は、ダム本体工事の管理用通路などでもフルプレキャスト化の実現性を計画検討しています。