カーボンニュートラル裏込め注入材

シールドトンネル施工時のCO2排出量を実質0以下に

POINT

  • 一般的な裏込め注入材と同等の流動性、圧縮強度

    シールド工事にて、組み立てたセグメントと地山との空隙に充填する裏込め注入材は、通常、製造時にCO2排出を伴うセメント系固化材を使用しますが、炭素を固定・貯留できるバイオ炭に代替することでCO2排出量を実質105%削減できます。例えば、セグメント外径10m、施工延長2kmのシールド工事に使用した場合、従来品と比較して、約910tのCO2排出量削減に相当します。その一方で、一般的な裏込め注入材と同等の流動性、圧縮強度などを有し、要求性能を確保できます。

  • 木材炭

  • カーボンニュートラル裏込め注入材

  • CO2排出量削減効果

  • 混練り時の材料飛散を防止し作業環境を保全

    バイオ炭は、ベントナイト系材料と事前に混合した後に現場へ搬入します。これにより、混練り時の材料分散性を高めると同時に、周辺への材料飛散を防止します。従来の設備を使用して、これまでと同じサイクルでの施工が可能です。