スティフクリート

早期の交通解放と高耐久な床版補強を両立

POINT

  • 超高耐久な補修・補強が可能

    スティフクリートは、床版上面増厚工法のために開発された、超速硬型の超高性能繊維補強セメント系複合材料(UHPFRC)です。
    常温環境下でも十分なコンクリート強度(圧縮強度120N/mm2以上、ひび割れ発生強度6N/mm2以上(材齢28日))を確保できるため、疲労耐久性が大幅に向上します。また、高水密性・高遮塩性を有しているため、劣化因子の浸透を抑制し、凍結融解や塩害による床版劣化を防止できます。

  • 施工後3時間で交通開放が可能

    スティフクリートは、施工後3時間で圧縮強度24N/mm2以上を確保できるため、施工後速やかな交通開放が可能です。これにより、夜間の車線規制だけで施工し、交通量の多い昼間には交通開放できるため、道路利用者への影響を低減できます。

  • 高速道路1車線規制内での機械施工による工期短縮を実現

    スティフクリート説明動画

    1車線規制内での機械施工を実現するため、自走可能な専用の車載型プラントを開発しました。このプラントには練混ぜ容量1.0m3のミキサを2台搭載しており、1時間あたり3.0m3のスティフクリートを供給可能です。また専用のキャリアダンプによる運搬と、専用のフィニッシャによる敷均しを組み合わせることで、1車線規制内での効率的な施工を実現しました。
    この方法により、施工中に規制帯の外から材料を搬入する工事車両が不要となり、一般車両の通行に支障を生じないうえに、材料到着の遅れによる施工遅延も回避できます。