
ワンバインドクロス
トンネル覆工をより速く、より高品質に補強
POINT
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早期の交通開放に貢献する急速補強工法
高目付2方向炭素繊維シートを使用した覆工コンクリート補強工法です。
シート1層で施工完了できるため、作業工程が短縮。大判シート(幅1m)によりシート貼付けの作業効率も向上します。また、特殊な製法の炭素繊維シートにより、1層で従来2層と同等の強度を確保。層間の接着不良が生じません。高目付2方向炭素繊維シート
高目付2方向(目付量:経200g/m2、緯200g/m2)かつ、高強度(引張強度2900N/mm2以上、静弾性係数245±36kN/mm2)の炭素繊維シート。
本工法は、「小片を超えるはく落対策材料」NEXCOトンネル施工管理要領(R5.7)に適合しています。トラック積載型システム作業床「フラップリフト」
フラップリフトは、トンネル半断面(延長10.5m)をカバーできる広い作業床です。大型トラック荷台上で簡単に作業床を展開・格納でき、片側交通規制や日々の搬入・搬出が伴う工事にも対応できます。作業床は、油圧装置によりアーチ形状に沿って最適な高さ・位置に設置できます。広い作業床上を自在に移動できるため、作業効率が向上します。
ワンバインドクロスと合わせると、さらに、交通規制期間を大幅に短縮できます。施工環境の維持システム「ピタント」
ピタントは、多湿環境のトンネル坑内でも施工に適した環境を維持するシステムです。トンネル覆工面にピタッと追従するテント構造で、施工空間に流入する外気を遮断し、空調設備で空気を循環することで施工環境(温度、湿度)を維持します。
ワンバインドクロスで使用するエポキシ樹脂の硬化不良を防止し、品質を確保。作業中断や手戻りによる、工程遅延を防止します。