DAYFREE

夜間に1車線を規制するだけで、高速道路の床版を更新

POINT

  • 夜間の1車線規制だけで床版取替可能

    DAYFREE説明動画

    従来の床版取替工事は、古い床版の撤去、鋼桁の研掃作業、新しい床版の架設、床版接合部のコンクリート打設、防水・舗装工と多岐にわたる作業があるため、長期にわたる昼夜連続規制が必要でした。
    「DAYFREE」は、交通量の少ない夜間に1車線だけを規制し、床版を取り替える新しい工法。限られた時間・空間での作業を可能とするための専用機械・床版接合方法・仮設床版システムを駆使して、昼間の交通開放を実現します。

  • 移動式床版架設機「ハイウェイストライダー」

    ハイウェイストライダーアニメーション

    大林組が開発した1車線規制帯内で施工可能な床版架設機。トレーラーで架設地点に搬入後、支柱を伸ばすことで自ら揚重姿勢をとることができ、架設機の速やかな設置・撤去が可能となります。

  • 昼間の交通開放を可能とする接合方法「スリムNEOプレート」

    交通開放には、床版接合部へのコンクリート充填・硬化が必要ですが、昼間の交通開放では硬化時間が足りません。そこで、超高強度繊維補強コンクリート「スリムクリート」で工場製作したプレキャスト板を、床版の接合部に設置。高強度の板のため、交通荷重に耐えることができ、昼間の交通開放を実現します。プレキャスト板の下部は後日、スリムクリートを圧送充填して、床版を恒久的に連続化します。

  • 作業工程の分割を可能とする「仮設床版システム」

    1夜間だけでは、古い床版の撤去、鋼桁の研掃作業、新しい床版の架設、床版接合部のコンクリート打設、防水・舗装工と多岐にわたる作業を完了することはできません。そこで、1夜間目の作業を床版撤去~研掃、2夜間目の作業を床版架設~舗装とすることで、各々の作業を1夜間の規制時間に収めます。1夜間目と2夜間目の間の交通開放には鋼製のシステム床版を適用します。