ダムの盛土や煙突解体の遠隔施工

安全で効率的な重機作業

POINT

  • 管理者一人が複数の建設機械で盛土施工と管理

    複数の遠隔・自動自律建機と工程の制約条件を考慮しながら盛土工事の全工程をシミュレーションし、自動で施工計画を作成できるCMS(※1)、複数の建機・車両を高度に連携させ、安全対策も含めて自動施工を管理するFMS(※2)、盛土の品質管理を行うAtlasX®を活用し、一人の管理者が複数の建設機械で盛土施工と管理を行いました。
    ダム盛土工における積込み・運搬・敷き均しなど一連の作業を、一人の管理者で施工可能とし、労働人口の減少と技能継承不足に対応することで、重機作業の省人化に貢献します。

    ※1 CMS:施工計画を自動作成する建設マネジメントシステム
    ※2 FMS:作業内容を入力・指示することで複数の建設機械が連動して協調運転するように制御する建機フリートマネジメントシステム

  • 煙突解体を離れた場所から安全に作業

    一般的な建設機械に簡単に後付け可能な「サロゲート」で、遠隔地からバックホウとキャリアダンプを操作し、煙突解体工事に活用しました。
    解体ガラの飛来落下などで人の立入りが困難な解体場所から離れて、安全に解体作業を行うことができます。
    また、解体現場では粉塵や騒音、振動など過酷な環境内で重機を運転する必要がありますが、遠隔地で運転をすることで良い作業環境で建機を操作することが可能となります。